よいパフォーマンスをするためにはしっかりと休息をとることが必要である。疲労がたまっている状態で仕事や勉強をしたところで、集中できない時間が続き、結果として成果を得られない。
しかしながらその「休み方」には注意が必要である。
受験生であれば「今日はちょっときついから休みたい」という日もあるだろう。もちろん本当に体調不良であれば遠慮なく休むべきであり、次の日から万全の体調で頑張ればそれでいい。
ただ、いわゆる「なんとなくだるい」や「やる気が出ない」という理由から安易に休むことを選択するのは好ましくない。
こういった休み方は後々癖になるおそれがあり、一度こういう選択をするとその後「気分が乗らないから休む」ことへのハードルが下がり、その結果休みの頻度が多くなる。
マラソンや持久走と一緒で、一度休んでしまうと再度走り出すには大きなエネルギーが必要になる。淡々と一定のペースでゆっくり走っている方が楽な場合もあるのだ。
こういった「継続する力」を養う上で、勉強はとてもよい分野だ。継続の先に必ず成果があり、その成果の価値は各々が個別に見出すことができるため、他人に合わせる必要もない。継続することの意味や価値を、確実に感じることができる。
最後に付け加えておくと、あくまでもバランスの問題であるから、精神的な息抜きも適度にとる分には構わない。いいパフォーマンスのための休み方も体得してほしいところ。